2025年度の共通テストから追加された新科目「情報」
ほとんどの国立大学では受験を「必須」にしています。
一方、2次試験で「情報」が科目として設定されているところは今のところなさそうです。(もし見つけたら教えてください)
では、私立しか受験しない受験生は情報Ⅰを勉強するべきなのでしょうか?
今日はMARCHに絞って解説していこうと思います。
※入試情報は変更の可能性もあるため、必ず自分で各大学のホームページで確認するようにしてください。
私立大学でも多くの学部で「情報」を選択することができる!
理科や地歴よりも対策が軽いため検討の余地あり!!
明治大学
情報を選択可能
- 法学部
- 商学部
- 政治経済学部(7科目方式のみ)
- 経営学部
- 情報コミュニケーション学部
- 国際日本学部
情報を選択不可
- 文学部
- 理工学部
- 農学部
- 総合理学部
明治大学の共通利用テストは、学部学科ごとに教科数や受験科目が異なります。
法学部・商学部・政治経済学部(7科目方式)・経営学部・情報コミュニケーション学部・国際日本学部では「情報Ⅰ」を選択科目として使うことができます。
地歴公民や理科の代わりに情報を使えるとなると、対策はグッと楽になりそうですね。
一方、文学部・理工学部・農学部・総合理学部では選択することができません。
青山学院大学
情報を選択可能
- 文学部(英米文学科の4科目型)
- 教育人間科学部
- 法学部
- 理工学部(電気電子工学科・情報テクノロジー学科)
- 社会情報学部(4科目型B・5科目型)
- コミュニティ人間科学部
情報を選択不可
- 文学部(英米文学科の4科目型以外)
- 経営学部
- 国際政治経済学部
- 総合文化政策学部
- 理工学部(物理科学・数理サイエンス・化学・生命科学・機会創造工学・経営システム工学)
- 社会情報学部(3科目型・4科目型A)
- 地球社会共生学部
青山学院大学で情報が選択することができる学部は比較的少ないです。
特筆すべき点は、理工学部の電気電子工学科と情報テクノロジー学科で情報が使える点です。
他大学を見ると、理工学部で情報を選択できるのは稀です。
物理・化学よりも情報の方が点が取れそうな受験生の皆さんは狙い目です!
立教大学
情報を選択可能
- 3科目型
(文学部のキリスト教・教育・文学科、法学部以外) - 6科目型受験
情報を選択不可
- 3科目型
(文学部のキリスト教・教育・文学科、法学部) - 4科目型
(理学部)
立教大学の共通テスト利用入試には、3科目型、4科目型、6科目型があります。
3科目型で情報Ⅰを選択できない学科は文学部のキリスト教・教育・文学科、法学部です。
4科目型となる理学部では情報Ⅰを選択することはできません。
6科目型受験ができる全ての学部・学科で情報を使うことができます。
多くの学部・学科で理科か情報を選ぶことができます。
文系の受験生が6科目受験などをする際には、情報の方が点数をとりやすいかもしれません。
中央大学
情報を選択可能
- 経済学部
- 商学部
- 文学部
- 総合政策学部 ◎
- 国際経営学部
- 国際情報学部 ◎
情報を選択不可
- 法学部
- 理工学部
中央大学は共通テスト利用が各学部3教科型と4教科型に分かれますが、上記の表の情報を選択可能な学部はどちらの型でも情報を使うことができます。
ほとんどの学部で使うことができますね!
◎のついた総合政策学部と国際情報学部では共通テスト単独方式だけでなく、共通テスト併用方式の一般方式でも情報を選択することができます。
法政大学
情報を選択可能
- 法学部
- 文学部
(哲学・日本文学・英文学・心理学) - 経済学部
- 社会学部
- 経営学部
- 国際文化学部
- 人間環境学部
- 現代福祉学部
- キャリアデザイン学部
- スポーツ健康学部
- 情報科学部(コンピュータ科)
- 理工学部
情報を選択不可
- 文学部
(史学・地理学) - グローバル教養学部(GIS)
- 情報科学部(ディジタルメディア学科)
- デザイン工学部
- 生命科学部
法政大学の共通テスト利用は3教科を選ぶB方式と5教科6科目を選ぶC方式があります。
上の表はB方式で情報を選択できる学部をまとめたものです。
C方式ではどの学部でも情報を使うことができません。
多くの学部でウェイトの重い理科や地歴と変わって情報を選択することができるのは、ラッキーですね!
まとめ
今回はMARCHの共通テスト利用に「情報Ⅰ」が使えるのか、解説しました。
意外だったのはほとんどの理工学部で選択できなかったことです。
数学2つと、理科、英語は外せないということなんでしょうね。
(入ってから使うのは理工学部なんだけどな。。。)
どの大学・学部でも情報は「選択可能」なだけで合って必修ではありません。
情報をガチるか、他の教科に力を入れるかはその人それぞれの戦い方に合わせて考える必要があります。
情報をガチるべき人
- 現状他の選択科目で8割以上取れない
- SNSなどを日常から使っている
- 情報系の学部に進みたい人
- 国立も受ける人
他の教科で戦うべき人
- 現状他の選択科目で8割以上取れそう
- SNSなどに疎く情報Ⅰの基礎問題が分からない
- 情報Ⅰにアレルギー反応がある人
- 併願校で情報を使えない人
ただ、ウェイトの大きい理科や地歴と比べると情報は覚えることも少なく、一般常識で取れるところも多いので対策はしやすいです。
ぜひ、本ブログなどを利用しながら情報マスターになってください!
では、またっ!